やさしいハワイのブログ

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【ハワイ子育て】サッカー編。息子のサッカーチームをみて...

アロハ♪

コオラウ山脈の深緑をみると、修学旅行で見た阿蘇山を、ワヒアワに広がる広大な草原をみると、草千里を思い出しちゃう、純九州人の、ハチマルです。

 

さて、息子の所属するサッカーチームの件を書きます。

 

うちの息子は、AYSOという地元のサッカーリーグに所属しています。

地域に根ざしたサッカーリーグで、ボランティアベースで運営されています。

 

毎年2回、選手募集の時期があり、オンラインで申し込みをすると、団体側が年齢、サッカー歴、体格などに応じてチームに振り分けてくれます。

 

そして、ある日突然、

「ハロー!今シーズン、あなたの息子が所属するチームのコーチをすることになりました、よろしく〜!」みたいなメールがやってきます。だいたい、チームメイトの誰かのお父さんやお母さんが、コーチをすることが多いです。

 

で、先にボランティアベースと書いたのは、これ、コーチはほぼ無給なんですね。

息子の年齢だと、平日夕方に週2回の練習、週末に1回の試合があるので、まぁ、週6時間くらいサッカー場で過ごすことになる、なかなか気合のいるポジションです。

 

現場での指導だけでなく、親との連絡、リーグ側との連絡とか、色々大変なこともあるので、その辺の負荷と、「子供が好き」「サッカーが好き」「子供とのクオリティタイム」といった前向きな気持ちとをよく比較・熟考して、「それでもやりたい!」と思えた人にだけやれる、すごいポジションです。平日の夕方5時にサッカー場にいる、など、そもそもサラリーマンにはきついハードルもあるし。

 

で、今の息子のコーチ、すごくすごく良い人で、「今回ラッキーだったな!」と思ってます。だいたい、10歳前後の、わんぱく男子15名くらい相手にサッカー指導するって、なかなか強靭な精神力が必要ですよね。あの年齢、「広いところにいて」「ボールがある」となると、まず、話を全然聞かないですからね笑

こんなことを善意で、無給で引き受けてくれて、感謝の気持ちでいっぱいですよ....

 

でもですね、コーチの人柄はとっても良いんですが、ちょっとまだ、チームビルディングっていうのかな、チームのメンバーや、親同士の絆が弱いんですよね。

 

これを痛感したのが、先日の練習試合。

 

ボランティアベースなので、各試合の審判を自分たち(父兄)で提供しないといけないんですけど、これがまた、<自分の子供の試合の前か、後の試合を担当する>という謎のルールがあって、つまりボランティアで審判するとなると、ふた試合あわあせて、半日くらいフィールドにいないといけません。みんな週末には色んな予定が入っているので(兄弟多い子もいますし)、この、審判ボランティアが、全然、集まらないんですね....(一応、ボランティアに同意した人が集まるリーグなんですけど)

 

普通、シーズンの最初に、コーチから呼びかけがあって、「審判ボランティアができる人、記入お願いしまーす。みんな、少なくとも一回はやってください!」という方式なんですけど、これがまあ、みんなびっくりするくらい、無視

 

とりあえず、練習と試合には子供を連れてくるけど、それ以外の、「エクストラのことは一切やりたくありません」。というスタンスの親が多いんですよね。

 

それで、この問題、色んな切り口から見られるんですが、一つには、(親も含めた)チームとしての一体感がない、っていうのがすごく関係してると思います。

試合が近づくと、コーチからは、結構悲壮感の漂うメールが入るんですよ。

「お願いだから、誰か明日の試合、審判やって。自分も、妻も、娘(チームメイトのお姉ちゃん)も、もう何回もボランティア審判やってるから、明日はできればやりたくない。誰か大至急手をあげてください!」(意訳です)

 

でも、みんな無視!

(言い訳でも良いから、せめて返信して、とか思う...)

 

うちも、夫くんがすでに何回もボランティア審判はやってるので、「ちょっと様子見ようかな〜朝、早いし...」と黙ってたんですが、待てど暮らせど他の親は無反応。夫婦で、こういう沈黙とか弱いし、あと、やっぱりジャパニーズなので不協和音とか、調和が取れてない状態が嫌なんですよね。それで、しょうがないのでサインナップして、でも恐る恐るコーチに、メールしたんです。

「まだ、他に2人審判が必要なんだけど、どうしたらいい?誰もやりたくないみたい」

そしたら、コーチは

「もう知らん。なるようになると思う。とりあえず、自分はしない。明日よろしく」

と、丸投げ!えー!そこまで含めて調整するのがコーチやないんかい!!とは...まあちょっと思ったけど、でも、彼の言ってることも、怒りも、100パーセント理解できます。なので「そっか...」とだけ、返信。

 

それでね。ここで、なんで私たちはその「エクストラ」をやろうという気持ちになったかというと、やっぱりコーチとの関係性があるからなんですね。

 

普段の会話の中で、少しずつ仲が深まっているし、他のスポーツでも交流があるし、年末にはクリスマスパーティに呼んでくれたり...つまり、端的にいうと、「ちょっと、仲良し」で、「困ってたら、助けたい」って感じてるんです。

 

で、こういう、ベースの関係があるってすごく大切だな〜〜と思いました。他の人たちも、忙しいとか、色々あると思うんですが、この、ベースの信頼関係があるかないかで、絶対行動が違ってくると思うんですよね。で、これは、「関係」なので、双方向の課題だと思います。お互い、何か歩み寄るようなことがあったら良いのに、と感じるんです。

 

例えば、これまでの別のチームだと、シーズンの初めの方に持ち寄りピクニックパーティをして、交流を深めるような機会を設けているコーチもいました。シーズン中に、プールパーティをやったチームもあるし、試合後は毎回、食事を一緒にしたり。

こういう、一見、人間くさくて、めんどくさくて、Time Consumingなこと、あるんですが、だからこそ育まれる、絆ってあるんだな、と思います。アメリカ式の合理性だけでは埋められない部分だとも思うし...。

 

でね、さっきの練習試合。

結局どうなったかというと、私は、困り果てて、チームメイト、Zくんのパパにメールしました。実はそのZくんは、怪我で休養中。だから、はっきり言ってZくんもパパも、試合には来る必要すらないんです。でも「こんな状況でとっても困ってる。審判、一緒にやってくれない?」とメールしたら、しばらくしてパパから「良いよ!」の返事が(神だ...)。

 

それで、なぜこれが可能だったか?(←ポジティブ心理学で頻出、「成功の責任追及」笑)。私の結論は「これもやっぱり、ベースの信頼関係があるから」。たまたま息子とZくんは同じ学校、同じクラス。練習でパパと話す機会もあって、たまたま、色々な話をしたことがあり(仕事のこと、家庭のこと、日本のことetc...)、そこから発展して、プレイデートしたこともあります。Zの別の習い事の発表会を、家族で見に行ったこともある。だから、私としては「頼みやすかった」し、Zパパは「困ってたら助けてあげたい」って思ったんじゃないかな。

 

だから、やっぱり、ベースの関係性ってめちゃくちゃ大事やなぁ〜!!ちなみに、

「困った時に、助けてもらうため」っていうのを目的にするのは違ってると思いますが、普段のやりとりの中で、少しずつ仲を深めていって、色んな話をしやすい関係にしておく、こっちの方。これは本当に、すべての基礎だな、と感じました!

 

皆さんは、お子さんの習い事などの関係で、こういう風に感じること、ありますか?

また、絆を深めるようなことで、何かされていたことがあれば、教えてください♪

 

いや、書いてたらなんか熱くなっちゃった!!

最後まで、読んでくれて、マハロ♪

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