【ハワイ子育て×コロナ】ハワイの遠隔学習(2)自律性を重んじたカリキュラム
アロハ!
ハワイ州のロックダウン命令、4週目です。
最近は、1日の新規感染者数が1桁の日もあり、
「感染カーブの後半と思いたい...」
というのが正直な気持ちです。
(メモ:州人口130万人で感染者数504人)
公立の小学校に通う子供達の「Distance Learning」も、3週目になりました!
最初のセットアップは大変で、ここまで色々あったけど、
個人的にはハワイの魅力、再発見!って感じです。
ちょっとずつご紹介しますね!
(ここまでの経緯メモ)
まず、コロナへの危機感が急上昇する中で迎えた春休み、3月16日の週。
この時はまだ、州からも子供達が通う小学校からも、お達しなし。
保護者も学校側も、只々「アワアワ」していました。
ただし、学校によっては空気を読んで「念のため、どっさり宿題」が出ていたところも。
翌3月23日の週が、「延長された春休み」、通称コロ休み。
この週に、州からのお達しで、4月末までの休校が決定。
3月30日以降のざっくりとした学習プランが提示され、学校にパケットを取りに行きました!
で、今、自宅でやっていることは、
①学校が提示しているもの と、
②ハワイ州のDepartment of Education(ハワイ教育省)が出しているもの
の2種類です。
それで、①の、学校メインの学習プランも、
先生たちがすごーーく頑張ってくれてるけど
(GoogleMeetでホームルームがあったり、校長先生のビデオメッセージがあったり)、
ハワイ州の方の課題がこれまた、すごくいいんです!
まず、1週目はこんなものが示されました。
これは3年生用。
(書き込み後ですみませんっ!)
はい、最初に目につくのがアレです。
アクティビティ欄の挿絵が、シャカマークときた。
こういうほのぼのしてるとこが、
本当にハワイのいいところだな、と...。
中身はですね、Day1-5まで毎日、
4教科(英語、算数、理科、社会)
それぞれ3つの課題が提示されます。
3つというのは、
- オフライン(紙と鉛筆さえあればできるもの)
- オンライン(ネット教材を使うもの)
- アクティビティ系(手や体を動かすものや、「誰かと」一緒にやるもの)
です。
で、Choose 8 of the following learning opportunities today! なので、
この、合計12個の課題の中から、
好きなのを8個選んで、やるんです。
これ、ちっちゃな自己決定でいいなぁと思いました。
子供達も、
「好きなのだけ8こやるのかー」と嬉しそうに選んでいたので
「自分で決められる」って本当に人をやる気にさせるんだな、と感じてます。
まぁ、課題も簡単なものが多いですけどね。
(「気持ちをemojiで書いてみよう」とか笑)
ちなみに、インターネット接続がない家庭には
学校も、必要な人にはデバイスの貸し出しをしてくれます。
よって、理論的にはすべての人に
オンライン課題に取り組める条件が整います。
(うちもパソコン1台借りましたーめっちゃ助かる!)
とはいえ、
住環境、貧困問題など、そんなに簡単じゃないのがハワイ。
なので、場合によっては上の表にある通り、
オフライン&アクティビティだけでも、
8個の課題ができるようになってます。
やっぱり、このno one is left behind な感じが、たまらなく好きです。
あとはですね、冒頭の文章もすごくいいです!
As you work through these activities, please be mindful of your personal health and well-being as well as that of those around you.
やるときは、自分や周りの人の健康と、well being に気をつけながら、やってね、と。
健康やwell-being優先なのがいいなぁ、と思いました。
こちらは5年生のELA(英語)の課題。
ELAのオフライン課題は、なかなか良題が多いです。
この日は、「ドクターやナースなどのエッセンシャルワーカーに、感謝のお手紙を書いて、渡そう」。
エッセンシャルワーカー、フロントラインワーカーさんと呼ばれる、
社会機能を維持する職種の方たちは、在宅命令の範囲外で、
こんな状況でも毎日毎日、仕事に行き、私たちの生活を下支えしてくれてるんですよね...
というわけで「感謝のお手紙を書こう」という課題は、
内容もタイミングもGreat!って感じで、私の方が感動しました....
(ちなみに、息子はお友達のパパ(ナース)に手紙を書きました。
そして、emailで送ったら逆にめちゃくちゃ感謝されました!
職場に持って行きたいから、現物が欲しいと言われた!笑)
別の日は、こんなの。
4年生(1学年下の子たち)に「5年生になるにあたり、知っておいた方がいいと思うこと」を、お手紙で教えてあげよう!
これ、ポジティブ心理学の授業で習った、あれに似てる!と思ったんです。
マインドセット介入のところかな...
スタンフォード大学の新入生が、
来年の新入生に向けて「今の気持ち」を手紙に綴る、
という実験だったと思います。
「いろいろ不安なこともあると思うけど、
そんな風に感じるのはあなただけじゃないよ」
みたいな内容でしたっけ。
追跡調査で、
手紙を受け取ったグループの学生は、
受け取らなかった学生に比べて、
・人とのつながりがより多かった、
・幸福感も高く、成績もよかった、
とかだったと記憶してます。
やっぱり、物理的な交流が分断されている今だからこそ、
こういう、「人とつながる」とか「自分だけじゃないと感じる」ことに価値を感じます。
というわけで、ハワイの州が出している課題の一週目のワークから、
「いいなー!」と感じた部分を、ピックアップしてみました!!
読んでくれて、マハロ!
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