DESCが使われなかった場面(ヨガスタジオで先生と生徒がヒートアップ)
今日は、またDESC!
はい、一度ハマったら何日も同じものを食べられるタイプです!
で、DESC使ったら良かったのに〜と思ったエピソード。
私が通うヨガスタジオで起こった話です。
まず前提ですが、
私の通う近所のヨガスタジオのオーナー先生、
だいぶユニーク。
個性が強すぎて、
「先生と、スタジオの雰囲気が生理的に...」
という話もよく聞きます。
スタジオには仏像みたいなものがいっぱい置いてあったり、
かと思いきや、
先生が敬愛するチーム「LA レイカーズ」のポスターが
ばーんって貼ってあったり、
チワワ好きなので、
チワワがわんわん吠えてるようなポスターも...
というわけで全然ZENな空間ではありません。
そして、
クラスの進行もかなり変わっていて、
(これは、彼というよりヨガの流派なのですが)、
まず最初から最後まで、先生はずっと喋っています。
ポーズについて、
最初から最後まで指示の声をかけ続けるのです。
あ、最後まで頑張れた人は、ご褒美に氷水につけた
おしぼりがもらえます。(嬉しい)
というわけで、静かに、
ほぼ瞑想に近い感じでヨガをやりたい人には
全くもってお勧めできないヨガスタジオです。笑
(私が通う理由?家から車で1分なんです。
あと、結構自分の世界に入るので、先生の声は途中から気にならなくなる)
で、先日行った時のこと。
サンクスギビングの翌日です。
まだターキーとかご馳走が胃の中に滞留している時間帯、
そんな中でも、ブラックフライデーには目をくれず、
真面目にスタジオにきたヨギーが6人ほどいました。
で、
前半良かったのですが、
開始1時間くらいかな、
あとはマットの上でやるポーズだけだから、
ここからグッと集中&リラックスしていくぞ〜 の瞬間。
先生、何を思ったか、テレビをつけちゃいます。
BGMどころじゃないですよ。大音量。
そしてyou tubeで「ブラックフライデー セール」を検索。
全国ネットだかローカル局だか知りませんが、
すごい人数の買い物客がデパートの前に朝から並んで、
開店と同時に店になだれ込む様子。
目で見ても耳で聞いても、
クレイジーな内容のニュース動画を流し始めました。
で、私この瞬間、
「また、変なこと始まっちゃったよ〜」とは思いました。
これまでも、シャバーサナ(死人のポーズ)という、
一番リラックスできるポーズのところで、
超アップテンポな曲をかけたりとかありましたので...
(なんの修行かと思った...)
で、このニュースに驚いたのは
私だけではなかったようで、
お隣のおじさん(Jさん)なんか、
最初は黙っていたのですがついにキレ始めました。
「カモーーン!!!こんなアホな番組見るためにヨガにきたんじゃないんだよ!」
「正気じゃないだろ、●●(先生の名前)」
「20年通ってるけどこんなクレイジーなことは初めてだ!」
「もうやってられない、俺は帰る!!」
「まじありえない!」
と怒って、立ち上がってしまいました。
荒々しくヨガマットをくるくる巻くおじさん。
で、先生も先生で、
「あ、ごめんね、ちょっとオフザケが過ぎました」
とか言えばいいんですが、言わない。
(絶対言わないと思いましたよ)
「帰りたいならどうぞ。」
「ドアはいつでもあいてます。どうぞどうぞ。」
と相手の怒りを助長するような感じで対応。
もう、そのあとは雰囲気もぶち壊しで、
居心地もすごく悪くて、ため息。
先生は、どうやらニュース動画の最後に映る人物が、このヨガスタジオの創始者にそっくりなので、見せたい、みんなと笑い合いたい、という意図があったらしいんですが、完全に戦略ミス。
気持ちよくヨガしたいだけなのに、
なんか負のエネルギーが渦巻く瞬間だった!!
で、一連のやりとりを見て私は思いました。
どっちもどっちだけど、
どっちかが、DESC法で意見を述べたら良かったのに。
D:ちょっと音量も大きいし、画面が大きい鏡に反射してチカチカしているね。
E:これを僕たちに観せて、何か伝えたいことがあるの?
よく理解できないんだ。あまりに音が大きいとヨガに集中できないなぁ。
S:少しボリュームを下げたり消したりすることはできないかな?
C:それか、これを流すことにどんな意味があるか教えてくれたら嬉しいな。
とかですかね?
ちょっとSやCが上手じゃないですが...
おじさんは、
「わけわからないことでヨガを邪魔された」
と感じて帰ってしまいました。
が、最後までクラスに残れば、
先生が意図したこともわからなくはなかった。
先生は、みんなで「オチ」を見て、
アハハと笑いたかったんですよね。
でも、それこそ、
価値観が違うしやり方も普通じゃないので、
ちゃんと説明しないと、通じないことでした。
ハイコンテクスト(高文脈)。
そして、どちらも、
I am OK, you are OK の主張ではなかった。
I am tottaly upset, you are WRONG!!!
でしたね...
と、
今回は「DESC法が使えたかもしれない瞬間」について書いてみました。
平和なレッスンをのぞむハチマルです。
ニンニン!