「ライフサイクル」第1回目続き、メラビアンやらFELORやらメモ
人の発達について学ぶ講座「ウェルビーイングライフサイクル」。
ポジティブ心理学やウェルビーング研究を、子育て世代にわかりやすい言葉や事例で学ぶことができる、ニューヨークライフバランス研究所の秋のクラスです。
第2回講義が迫っているので、第1回のメモをもう少し書いておきたいと思います。
親が子供の安全基地になれるように、スキルの紹介と、そして傾聴・非言語コミュニケーションも大事だよ、ってところで出てきたコレ。
講義後半、脳がふつふつしていた時に出てきたので、あまり咀嚼できませんでした。
サービス業に従事されている方はご存知だったようです。
おさらいで調べてみました。
言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションのどちらが大事かなどを研究したUCLAの教授。彼は研究の中で、顔と顔を合わせるコミュニケーションには3つの要素があることを主張。
①言語
②声のトーン
③身体言語(ボディランゲージ)
そして、
1)効果的なコミュニケーションをするには①②③が一致している必要がある
2)感情や態度を扱う伝達において(=好きとか嫌いとか伝えている場面で)①②③が矛盾しているメッセージを送っている時は、メッセージ伝達に占めるそれぞれの割合が異なる。具体的には①言葉7パーセント、②声38パーセント、③身体言語55パーセントで、つまり、非言語部分がより強烈に伝わる。
という説を唱えました。
ちなみに、2)は、「感情や態度を扱う伝達において」が大切な前提。
単に事実や要望を伝えるケースはまた別という考え方だそうですが、キャッチーな数字部分が一人歩きして、あたかもコミュニケーション全般に「7−33−58の法則」が当てはまると俗流解釈&誤用されているケースが多いとの注釈がありました。なるほど。
好意、反感につながる伝達の場面ですから、例えば
①「あなたには感謝しています」と言葉では言いながら(言葉)
②その声は低く浮かない調子で(トーン)
③目線は遠くを見つめ、体も明後日の方向を向いている(態度)
といった状況があった場合、メッセージの受け手は、
言葉よりも非言語のメッセージをより信じますので、
「別に感謝してないよね、この人?」
という印象を受ける、ということになりますね。
にゃるほど。
①本当に大好きだよ
②優しく温かい声で
③手を広げてハグしようとしながら
これは一致してるので大丈夫ですね!
ちなみに、最近の若い子って、好きな子にどんな感じで告白するんでしょうね。
日本のドラマや映画の世界だと、主人公が告白されるような場面で、
①②③の不一致、よくありません??
いつもふざけあってる幼馴染に、なんかの拍子に「お前のこと好きだ」って言われてるんだけど、声が荒っぽかったり、目線がそっぽ向いてたりで、全然好きじゃなさそうだから、「何言ってんの!からかわないで!」って本気にしないケースとか。(すべて私の妄想です)
逆に、「お前なんか興味ねーわ!」っていいながらも、見つめる目線や態度から、
「あいつ、わたしのこと好きなのかも」って勘づくとか...キャッ!!(すべて私の妄想です②)
コミュニケーション原則のFELORも出てきました。
F:Face
E:Eyecontact
L:Lean
O:Open
R:Relax
二人組のペアになり、あえて携帯いじりながら目線もそらして相手の話を聞く(相槌だけうつ)、っていうワークをやりました。これは...心が痛かったですね。だって「あえて」やらなくても、これ、日常の中で子供に向かってやってますよ...学校から帰ってきたその瞬間、片付けちゃいたい仕事、メール、タスクがあると、ついつい片手間で返事してますからね。
あと、ワークの中で、<相手が「FELOR」してくれない時>に感じたのは「この人あんまり興味なさそうだからもう話すのやめよ」です。やっぱり、話をするなら、相手も興味を持って聞いてくれ、一緒に喜んだりしてくれる「ACR」(Active Constructive Response)が最強だわ。と思いました。やってみたらわかりますが、ACRの時は自然とFELORになります。FELORしながらACRはできてない、ってケースもあると思うのでそこは要注意(話題を全部自分に持ってっちゃうパターンとか)。
この件については、二つの場面が思い浮かびました。
一つは、車の運転中ってどうなんだろう、ってこと。
アメリカ子育てでマストな、「子供の送迎・専属運転手業務」。
1−2時間、運転しっぱなしでdrop, pick up, drop, pick upをこなしてる時があるんですが、一応一生懸命子供の話聞いてるつもりなんですよね〜。特に1:1になると大事な話もしやすいし、母的には準クオリティタイムではあります。でも、ま、完全なFELORではないよなぁと思いました。(運転なので安全第一ですしね!そっか今気づいたけど、Rがないんだ。Relaxしてなかった!)
FELORやるなら、おやつ一緒に食べる時とか、寝る前のまったりしてる時かな。予定がない週末の朝なんかも、たっぷりFELORでACRしてあげられそうですね!
もう一つは、お医者さん!
日本もアメリカも、パソコンに向かってデータ打ち込むのに忙しくて、
全然こっちを向かないお医者さん、いますよねー!
「この人、カルテ作ることしか興味ないわ!!」って思います。
あ、もう一個ありました。
意外といるのが、日本の飲食店のウェイター・ウェイトレスでFELORレスな人...
忙しいレストランで、注文取りに来る人のイメージですかね。
とりあえずホールを回すのに忙しいので、
目を合わせるとこは省略して、水をバーンとおいたら
いきなり「ご注文は」って始まる。
そこらへんは、「ハーイ、私は●● このテーブルのウェイターですーよろしくー」
みたいなアメリカのノリの方がFELORFULですね。
あ、新しい言葉できちゃった!
というわけで、今回も学びの多い第1回でした!
今夜は第2回!楽しみです!