やさしいハワイのブログ

ゆるめのハワイ情報と、子育て、コーチング&心理学、アートの話など織り交ぜて書いてます♪

完璧でないことが、完全な姿なんだなぁ

 

タイトルは、セルフコンパッション(自分への慈しみ、積極的な優しさ)

を学んだ時に出てきたフレーズです。

 

少し前まで、ちょっと苦手意識を感じるご近所さんがいました。

何か、話し方とか佇まいに隙がない人。

言うこともいつも真っ当だし、どストレート。

そして英語というハンデの上でコミュニケーションしないといけない私、

勝手に自分を蔑んで、この人との間に溝を作ってしまっていたような気がします。

 

この人は私とはタイプが違うな。

この人は、頭の回転が早いなぁ。

この人、ノンネイティブの私とは話してても楽しくないかも。

気の利いたことポンポン言えないしね。

 

って感じかな。

普段の私は、基本的にはお気楽な性格で

そういう風に「自分ダメだ」って感じることは少ないんですが、

それでもたまに、あるんですよね。

 

で、そこそこの距離を保ったお付き合いをしていました。

ところが先日、(私の中で)ぐっと心理的な距離が近づいた瞬間があったんです。

 

それは、その人がお家を案内してくれた時。

(はい、苦手意識とか言いながら、家にはあがりこむやつw)

 

その人、めちゃくちゃ綺麗なお家に住んでいて、

キッチンやリビングダイニング、ものすごく素敵にしてるんですよね。

そして急に上がりこんでも、何と整っていることか!

(ちょっと聞きたいことがあって玄関まで行ったら、上がっていいよって言われたんです。

あ、ちなみに、ご近所付き合い濃いめな集合住宅なので、

こんな感じで「ピンポーン、あの...」ってのがアリな住環境です。とても気に入ってます)

 

全体的に統一感のあるインテリア。

お手本のようなレイアウト。

うわ!と思いました。

 

で、そもそもこの人の家を訪ねた理由、

うちの家のリフォームに関係してるんです。

現在大掛かりなリフォーム中の我が家。

ちょっとその人のキッチンやリビングの様子を

参考にさせてもらいたかったんですよね。

前に、お届けものをした時にちらっと見えた内装が

超!綺麗だったのを私は見逃さなかった!笑

 

一点、とっても悩んでいることがあって、

ある意味、手遅れとも言えるし、どうしようもないとも言える

設計上の条件があり、悩める子羊、ハチマル。

 

私はそのことについて一人で考えるのが限界で、

頭が沸騰しそうだったんです。

それで助けを求めてその人のお家へ。笑

 

なので、お家のレイアウトとか見ながら、色々教えてもらいました。

そして、その人がキッチンのキャビネットの説明をしてくれた時、

こう言いました。

 

「見てこれ。キャビネットはこれだけの幅しかないのに、壁はここまであるんだよね。めちゃくちゃ変でしょ。うちがリフォームした時、ここまで完璧に考えることができなくて、こんな変なスペースができちゃったんだよね」

 

みると、まあ確かに、壁とキャビネットの幅が釣り合わず謎の空間ができている部分が。小物でデコレーションされてるので、言われないと気づかないですけどね。

 

「だからね、どんなに考えても、後から後悔することってあったりするのよ。

これも、もう、しょうがないから写真飾ったりお花おいたりしてうまくなじむようにしてるんだよねー なんか一応うまくブレンドインしてると思うんだけど」

 

でこの瞬間 何かすごいほっとした私。

 

わー、この人にも(&この家にも)そういう部分あるんだーっ

 

そういう失敗談とか、自分の思慮が足りなかった部分とかを、惜しげもなく、あっさりとシェアしてくれたのも、何か嬉しかったし、リフォーム中で悩み多き子羊の私には「ま、考えすぎなくてもいいよ、何とかなる」的なメッセージにも感じられたし、すごく嬉しかったんですよね。楽しいはずのリフォームなのに、「1mmも後悔が残らないように完璧にやらないと!」と自分にプレッシャーをかけすぎていた部分があったので、脳が常にオーバーヒート状態で。

で、この人が積極的な弱み(?)開示をしてくれたおかげでちょっとほっとした私。

 

何だかこの人のこと前より好きになったなぁ

 

と思った出来事でした。