やさしいハワイのブログ

ゆるめのハワイ情報と、子育て、コーチング&心理学、アートの話など織り交ぜて書いてます♪

読書会の記録「ストレングススイッチ」9月の回

今月は読書会で「ストレングススイッチ」を学んでいます。

books.rakuten.co.jp

 

第一回目までに、参加者のみなさんと取り組んだ事前課題は二つありました。

 

事前課題1.

前半第1章〜第4章まで、それぞれの章で

「ここが一番大事」と思ったところにハイライトしてくる!

 

 要するに大事なところに線引いてきましょう〜てことです。

これがあることで、脳は「一箇所大事なところってどこだろう!!」と

考えながら読みます。脳の選択的注意により、能動的な読書となります。

 

事前課題2.

第2章に出てくる強みのエクササイズ6

「子供の強みを一つ選ぼう。そしてその強みを一週間見守り、

気づいたことを子供にも伝えるのだ」をやってみる!

 

自分に置き換えて考えること。本は読んでなんぼと言うよりやってみてなんぼ。

エクササイズと名のついたものはどんどん自分の生活に落とし込むのがいいと

思います。そして「これ、やった後で読書会でシェアせなあかん」と思うことで

アウトプットを意識した観察や行動につなげることができます。

(今、目の前で起こっていることって、言葉にするとどうなんだろう?と

少なくとも1回は頭をひねることになります)

 

事前課題が出る読書会。笑

巷で話題の反転学習と言えなくもない?かな

 

(こっそり話)

実は読書会当日、まず最初のアイスブレークが盛り上がりすぎました...

なんせ、半年以上かけて何冊も一緒に本を読んでいる仲間。

兄弟構成や夫婦間のやりとり、うまく行ったことも、行かなかったことも

ずっと報告しあっている仲間です。簡単な近況シェアのつもりが、

喜んだりツッコんだり、のっけから泣き笑い...

えっと、要するに、近況報告をかねたアイスブレークと

事前課題2(こっちを先にやった)が盛り上がって、

この部分(事前課題1)がシェアができませんでした! 

なので、結局、事前課題1は読書会終了後にグループチャットでシェア。

 

私自身が選んだ第1章の「大事なパート」は、P34にありました。

強みの重要性を知った著者が、それまでの辛い状況や心の状態から救われ、

進み始めるところです。(注:著者はこの時点で既に心理学博士号を目指すまでになっていましたが、過食症、鬱や不安などまだまだ心に重いものを抱えていたのです)。

まずはこう来ます。

 

「自分には強みがあることを発見し、その事実を受け入れたことで、私は深い安らぎを得た。」

 

「どんな状況にあっても、自分の中には頼りになる強みがあったと知ったおかげで、生まれて初めて「自分は安全だ」と感じられた。」

 

そして

 

「自分の強みは波立つ海に浮かぶ救命ボートであるとともに、ポジティブな岸辺へと漕いでいくためのオールでもあったのだ」

 

 

もう、ここでウルウル。

そこまで、著者の生育環境や辛かった思春期、それを取り返すべく闇を抱えながらも心理学の道へ進む様子など描かれているので、小説?っていうくらい感情移入しながら読みました。強み研究のパイオニアとも言える著者ですが、その裏には壮絶な体験、どん底としか言えない心理状態が何年も続いたことが伺えます。

 

救命ボート、のところの表現もなんとも言えない。

私は割と視覚優位なので、こういうパッとイメージできるような描写がグッとくるんですよね。まさに、その救命ボートがあるからこそ、「どんな波が来ても絶対大丈夫」と思え、生きる希望、人生への前向きな態度につながる。それが、人の「強み」なんだな、と。「強み」って一見つかみどころのなさそうなコンセプトですが、こういう風に理解するとわかりやすいですね。

 

ポジティブ心理学でいう「強み」は個人の特性、で、最初から備わってるし、持ってるだけで尊いもの、という位置づけのようです。(この点、コーチングでよく使うGallup社のストレングスファインダーとかで使う「強み」とはちょっと違うみたい。今度詳しく勉強してここにも書きます)

 

なので、これはもう人間が最初から持ってる力なので、どこかお店に行って買う必要もないし、新しく身につけるものでもない。誰しもが持っているスーパーパワーであり救命ボートでもある、それが強みということです。

さぁ、強みのイメージはできたかな。

 

まだまだ勉強会は続きます。