やさしいハワイのブログ

ゆるめのハワイ情報と、子育て、コーチング&心理学、アートの話など織り交ぜて書いてます♪

「奇跡のレッスン:ラグビー編」All Japan前監督エディーさんに学ぶ②

「ストレングススイッチ」読書会に絡めて書いてます。

今回は、反転学習(事前に予習してきた内容を集まった場で話し合う)も

組み込まれてます。「強み」を意識しながら、

「奇跡のレッスン:ラグビー編」を見て質問に答える、

という事前課題が出ているので、自分のアンサーをメモしておきます。

 

2)一番印象に残った部分は?

前編後編に分かれていた今回の「奇跡のレッスン」。

やはり私が一番印象的だと感じたのは後編、

目黒学院高校の生徒たちが体格でまさる

専修大学ラグビー部と練習試合したところです。

 

注目すべき瞬間はハーフタイム。

あの、岩上くんが、発言します。

ここで急に岩上くんと言われてもわからないと思いますので説明です笑

岩上くんは目黒学院ラグビー部控えチームの選手。

体重100kg超えで体格には恵まれているのですが、

顔つきはなんとなく自信がなさそうで、言葉も少なめ。

練習中も動きに積極性がなかったり、声が小さかったり。

エディーさんの指導初日も、大事な話をちゃんと聞いてなかったか

すぐに思い出せなかったかで、質問されても答えられない。

「部屋に帰って脳みそ探してこい」と皮肉を言われていた選手です。

ラグビー自体も、「友達が始めたのでなんとなく始めた」と紹介されていました。

 

でも、エディーさん、実は彼の存在、というか彼には強みがあることに

目をつけていたんですね〜

まだまだ体が出来上がってない高校生軍団の中で、

100kg超の体格は大きなアドバンテージ。

そのアドバンテージに自分が気づき、活かす道を知れば

(これを、強みのオーナーシップをとるというのかな?)

選手としてプレイに自信と積極性がつき

結果、強いタックルを繰り出したり、

もみくちゃのところに上から入っていて

「相手をひっぺがす」ことができる〜 

(素人的な描写ですみません〜確かそんな感じの表現してたと思います)

 

実践的な練習や、エディーさんからの皮肉だけど愛情あふれる声かけで、

「できるかも」「できた」「褒められる(フィードバック)」

を繰り返し、少しずつ行動に変化が出てくる岩上くん。

 

画面越しに、表情の変化も伝わってきます。

エディさんから「今のよかったぞ!」と褒められるシーンは胸キュンです。

 

エディさんは初日から「声のエナジー」(これもキーワードでした)

の大切さも訴えていて、味方と効果的なコミュニケーションをとること。

これをスキル練習でも練習試合でも促していました。

目黒学院高校のコーチ陣も、何日目だったかな、

「今日、岩上がしゃべったんですよ!涙出そうになりました」

ってコメントしてる瞬間があって、私もそれ聞いて泣きそうになりました...

(どれだけ寡黙なラガーマンだったの〜)

 

で、前置きが長くなりましたが、その岩上くんが大学生相手の

練習試合においてハーフタイム、とても大事な声かけをします。

セリフは忘れたけど(忘れたんかい!)

次のプレイで重要となる体制?体系?について

自分から、積極的にチームメイトに声をかけるんです。

カメラはそれを見逃さなかった。

自分の強みを知っている。

強みを活かす術を知っている。

活かすために、自分から、いう。

自分から、ことをおこす。

そんなラガーマンが誕生したシーンに見えました!

(ライオンキングでシンバがガオーっていうシーンと重ね合せる)

 

さらに、(半ば無理やりですが)

強みやらポジティブ心理学につなげて考えると、

 

寡黙で、積極的とは言えず、なんとなくフォロワーな感じだった岩上くんが、

エディーさんの登場、声かけと指導を経て

 

できない/失敗⇨怒られる⇨怒られないプレー

 

のサイクルから抜け出し

 

気づく⇨やってみる⇨褒められる⇨自信⇨挑戦(⇨うまくいく)

 

のサイクルに乗っているように感じました。

 

そしてさらに脱線しますが、

「うまくいく」が思考に影響を与え

(⇨次もうまくいくんじゃないか)、

良い循環での思い込みかたになると、

 

うまくいく⇨やればできる(はず)⇨やってみる(挑戦)⇨できる⇨ポジティブ感情(自信アップ)

 

「自己成就的予言」のサイクルだ〜

あり先生「世界に通用する子どもの育て方」P139

「私たちの頭にあることは、行動に影響し、

それが私たちの住む世界で結果に影響し、

そこから自信や嬉しい気持ちなどが湧き、

よい循環を起こすのです。」

 

最初のサイクルの「気づく」、

のところは指導者エディさんの存在が大きかったんじゃないでしょうか。

 

できるんだよ。リソース持ってるんだよ、君は。

上手に使うといいんだよ。ほら、できたね。

(即座の、的確なフィードバック)

 

これですね〜 名将〜

強みを見つけて、伝える。

 

使う機会を与える。

その活動が上達したと指摘する。

 

以上、事前課題に対して自分なりに整理。

うわぁ全部つながってるなぁ。Yさん、動画セレクト流石です!

これで、かなり気持ちよく本編「ストレングススイッチ」に入っていけそうです!