【今のハワイ②】かける眼鏡で、見える景色が違ってくる。あなたは何をみたい？
この続きです。
今回のワイキキのステイケーションでは、一つ、うなっちゃう出来事がありました。
それは、人間ってやっぱり、事前にインプットされる情報にすごく影響されるんだな、ということ....自分のかけてる眼鏡の種類によって、見える景色が変わるんだね、と感じた出来事について書いてみます。
実は私、今回のワイキキステイに行く前に、あるFBフィードを読んでいました。
NYに住む中国系アメリカ人の友人がアップしたもので、内容はこう。
エレベーターに乗り込んだら、そこにいた人がジョークのつもりか何か知らないけどこう言ってきた。「この男に近づかないほうがいいぞ！」と。明らかに今回のコロナウィルスの件と、自分がアジア人であることを揶揄してのコメントだった。最近、こんな日が続いてます。
NYに20年くらい住んでいる友達です。
郊外はまた別ですが、マンハッタンにいる限りアジア人は珍しくもなんともないので、
見た目だけであからさまな嫌がらせを受けることは、随分少なくなっているはずです
（ないとは言いませんが）。
それでも、あぁ今はこんなことがあるんだなぁ....とガッカリする内容でした。
で、ここで心のダメージ１０（私調べ）。
そして、そのあと偶然、とあるyoutubeの動画が目に止まりましてね〜
友人がシェアしてたんです。ここにリンク貼ろうか、迷ったけどやめときます。
内容は、結構アクの強いお姉さんが、
アジア人だからってコロナの元凶扱いされたら、悲しいよね。
心の中でこんな風に言い返して
すっきりしようよ、と言ってる動画。
（注：お姉さんは決して、直接喧嘩することを奨励しているわけではなかったですが）
で、それ見たらますます滅入りまして。ダメージ２００（←結構、強力）。
だって、言い返す時の言葉がやっぱり攻撃的なんですよ。
目には目を、歯には歯をみたいな調子です。
なんか、こんな世界、悲しいなぁって、元気がなくなってしまった....
それで、私の頭の中で完全に、
「今、世の中の人はアジア人を見ただけでこんな気持ちになるのか....」みたいな妄想が誕生。一番いけないやつです。勝手な被害者意識というんですかね。
そして、最近聞いた、それを裏付けるようなエピソードがここぞとばかり脳裏をよぎります。例えば、母がレストランでいやな思いをした話。例えば、日本出張から戻った夫が、会社でジョーク交じりに「あと一週間は家にいてほしい」と言われた話。私だって、日本から戻った夫が変な咳をしてないか、数日間はめちゃめちゃ疑惑の目で見てましたしね...
で、それを引きずったままワイキキに行ったものだから、
なんだか、白人の観光客の視線がすごく気になるんですよね...
私たち、「うわ！コロナだ！」って思われてるのかな...
え？今すれちがったあの人、思いっきり息止めてたよね...
隣のテーブルに座ってるあのアメリカ人、私たちが隣にいるのが嫌だから、もう帰るのかな...
生々しいですが、こういう感情です。
別に、本当にそう思ってるかどうか、わからないんですよ。
誰も直接、何かしてくるわけじゃないんで。
全部脳内の勝手な推測。脳内モンキーの仕業です。
だけど、なんかすごーく疲れました....
だから、私にしてみると、たった一泊のステイケーションでしたが、息苦しいので早く家に帰りたい〜って思ってました。本当に、「恐れ」というのが、人の考えと行動にどう影響するか、身をもって感じましたよ....
でもね！この話には続きがあります。
私が見たような、ネガティブなFB記事や動画をぜーんぜん見てなかった夫は、
こういってたんです。
「いやぁ、やっぱりハワイに来てる人は、バケーションで気が緩んでるのか、みんな優しいよね〜！会う人、会う人、目を合わせてニコッとしてくれるし、みんな嬉しそうだもん。ハワイマジックだよね。」
えーーーー！
言っておきますが、私と夫はほぼ一緒に行動してました。
同じ道を歩き、同じレストランで食事をしてます。
だけど、
「なんか、ここ、いづらいな...」と感じ、早く立ち去りたいと感じた私と、
「みんな、ニコニコして、いいよなぁ、さすがワイキキ」と思った夫....
やっぱり、目にする情報、耳にする言葉って、影響が大きい。
もう少し上手に情報マネジメントして、穏やかな自分でいたいなぁ〜と思った週末でした。
読んでくれて、マハロ！
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