やさしいハワイのブログ

ゆるめのハワイ情報と、子育て、コーチング&心理学、アートの話など織り交ぜて書いてます♪

人は変われる、について

そういえば、

 

前回の投稿で大それたタイトルをつけたのに

 

人が変わる話、そんなにしなかった。

 

(夫がオキシトシンを覚えたこと以外)

 

最近思い出すことがあります。

 

新卒で入った会社で、5−6年目くらいかな?

 

学生の入社面接の面接官をする機会がありました。

 

なんでそんな若者に面接官をさせるのか

 

あまり理解できないでいましたが、

 

とにかく、20年目以上のベテラン社員の方と二人組になり、

 

内定獲得に燃える学生諸君の一次面接を担当します。

 

(当時、仕事は好きだったけど、ちょっと不思議な上司とか

 

いて辛いこともあったから、正当な理由で仕事を抜けられるのは

 

嬉しかった・・)

 

会社からは、ものすごく基本的なこと以外は

 

特に指示がなく、本当に、当時の等身大の目線で、

 

あれこれ質問をしたり、それに基づく評価を記入したりしていました。

 

私とペアになった先輩面接官は、同じ大学の出身者だったNさん。

 

 

ある時、何人かの学生の面接を終えて、Nさんが私に聞きました。

 

「あなたは、人って変われると思う?」

 

私は

 

「変われないと思います。今、彼ら(就活生)が

 

学生生活の中でリーダーシップを発揮しているなら、

 

その人はずっとリーダー的なことをやっていくだろうし、

 

そうじゃなくて、なんとなくフォロワーな感じで過ごすような

 

タイプなら、会社入ってもそんな感じだと思います。」

 

これが私の価値観でした。

 

なので、学生の話を手がかかりに、やはり華やかな

 

実績がある学生には高い評価をし、

 

そうでない、なんとなく主体性のない話が多い、とか、

 

わかりやすい実績がない学生には、低い評価をつけていました。

 

Nさんは

 

「僕は、人ってどんどん変わっていく、って思うんだよな〜」

 

と言いました。

 

あの頃は本当にその意味が全然わからなかった。

 

「いや、今ダメっぽい人は、会社入ってもダメでしょー」

 

と思っていました。

 

今なら、私はその人の実績ではなく、その人が持つ、

 

成長とか学習への姿勢をみようとするかな。

 

22歳のその瞬間、リーダーでなくても、今、華やかな実績がなくても、

 

そして話がパッとしなくても、

 

成長したい、学びたい、達成したい、という意欲の強い人は

 

どこまでも変化していくと思うし、

 

また、(自分の)能力は伸びる、自分は成長することができる

 

という思考回路を持っている人は

 

なりたい方向どんな方向にでも舵を切れると思う。

 

それは、履歴書の「学生時代頑張ったこと」欄や

 

表面的な質疑応答では伝わってこない。

 

そうか、自己PR3分ってそういうことを

 

表現する場だったのか、、、(今さら認識)

 

あの頃の自分は、本当にそういう「奥行き」を

 

意識することができていなかったなぁ

 

と、しみじみと思う今日このごろです。

 

(ま、逆にそういう奥行きは、入社20年、30年のベテラン社員や

 

最終面接の役員さんたちが見てくれるのであって、若手社員には

 

若手社員としての役割があったのでしょうが)

 

大人にならないとわからないことってあるんだな、

 

と思うエピソードです。