【ハワイ子育て】コロナコンプライアントな卒業式の様子をご紹介!
アロハ!
ハワイ在住はちまるです。ゆるハワイネタと、心理学やコーチングのことを交互に綴っています。ゆっくりお茶でも淹れて、読んでいってね!
昨日、息子が通っていた小学校から、お知らせがきました。
「7月に延期していた卒業式は、やはり開催できないことになりました」
ビエーン
そうなるかも、とは思ってたけど、寂しいなぁ。
最終学年(エレメンタリー5年生)の最後の数ヶ月、コロナに翻弄されましたね...本来だったら沢山の思い出とともに、卒業を祝う予定だったのに。私は時々しんみりしてしまいます。本人は、もうそんなに気にしてなさそうですが(さすが、子供!切り替え早い!)
あれ、私、卒業式でしんみりと嬉し泣きしたかったのかな!?!?! 笑
卒業イベントはなくなり、代わりに、ドライブスルーで卒業証書授与式をするそうです。でね、そのガイドラインがなかなか良くできていて、面白いですよ!
①学校関係者はみんなマスクと手袋を着用します。
②生徒もマスク着用します。
③学校関係者は、物理的に生徒にタッチしてはいけません(つまり、握手、ハグ、ハイタッチ、肘同士を「やったね」ってしたり、背中をパンパンするのも、ダメ)
(←スキンシップ大好き文化、ハワイ。ハグや肩組むのが基本動作)
④生徒はいついかなる時も6ftディスタンスをキープ。
⑤決められた時間に親が車を運転して、ロータリーを回ります。
⑥卒業する5年生だけが、車から出てきていいです。他の人は全員車の中で待機。ただし写真をとる時、一人だけ家族/友達も降りてよし。
⑦一つ前の順番の生徒が、車に乗り込むのを確認してから、降車してください。
③で、nonverbalの喜びの表現が、ほとんど禁止されてる!(あとは、拍手か、、、)言葉と顔の表情も残ってるけど、これがまた、マスクのおかげでめっちゃ伝わりにくいんですよね!!もごもご、なんて言ってるかわかりにくいし....
でも、まぁ良くできたルールだなぁと思いました!
こっちも面白い。↓ガイドラインその2
①車から、生徒一人だけが降りてきます。マスク着用。
②車を降りた生徒は、手の消毒をするテーブルに移動して、消毒を行います。
③そのあと、決められたテーブルで、お祝いのレイ(首飾り)と、卒業証書を受け取ります。
④そして生徒は、表彰台のところまできて、写真をとるためのポーズをとります。
⑤生徒が表彰台に登っている間、親は30秒間の撮影タイムが与えられます。先生と生徒のツーショットをとってOK! この間も6ftは保って。
⑥生徒は、次のテーブルに移動して、卒業祝いを受け取ります。
(←お祝い大好き文化、ハワイ。ギフト大事。)
⑦そのあと、手の消毒テーブルに再度移動し、消毒を行います。
⑧生徒が車に乗り込み、車がロータリーを出て行きます。
⑨このプロセスを、生徒一人ずつ、繰り返します。1回につき、一人の生徒だけです。
私が思い浮かべた言葉は一つ。。。
これぞ「ローコンテクスト!」
アメリカの文化人類学者さんが唱えたコンセプトで、まぁ、賛否両論あるようですが、私は結構面白いと思っています。低文脈(ローコンテクスト)はコミュニケーションを、前後の文脈に依存する程度が、少ない。つまり、全部、言語化されて描写され、意思疎通される感じ。高文脈(ハイコンテクスト)は一般的な常識とか、共通認識とか、「文脈」によるところが大きい。
日本語は高文脈に分類されています。
(近年は国際化&価値観の多様化で低文脈化が進んでいるけれど)
「よしなに」
「行間を読む」
「KY」
とかも高文脈文化の良い例ですよね!!
で、ハワイって、もともとどうだったんだろう?文字を持たない、すべて口伝でやっていた人たちなので、かなりの高文脈だったのではと思うのですが、そこにアメリカ文化が入ってきて、今はやっぱり低文脈がスタンダードなのかな??
とにかく、卒業証書授与式の案内が、想像の余地を残さない、誤解を生じない、めちゃくちゃクリアなインストラクションだったので驚いたという話でした!!!
今日も読んでくれてマハロ!ハワイ見物して行って〜!
応援クリックお願いします♪