やさしいハワイのブログ

ゆるめのハワイ情報と、子育て、コーチング&心理学、アートの話など織り交ぜて書いてます♪

「やりたい気持ち、こころざしが大事」という息子の言葉(前編)

こんにちは! 

 

突然ですが、ポジティブ心理学というのをご存じですか?

 

人と社会が、より幸せになるための学問。

 

トラディショナルな心理学が重要視してきた、

 

精神疾患の研究や治療に関する分野ではなく、

 

人の人生をより充実させ、幸福感を高めるための研究。

 

新しい心理学の分野です。

 

●個人の強みを発見すること、それを伸ばすこと、

●幸福とは何か(これに関して「ウェルビーイング」という言葉がよく使われます)

●幸福感を高めるために何ができるか科学的にわかっていること

(これに関して、よくエビデンスベースド、という言葉も使われます)

 

などなどについてカバーしていて、私にとって今一番興味がある分野で、

 

この学問がいかに素晴らしく、興味深く、私に喜びをもたらしてくれるか、

 

あー語りたい!(でもそこを掘り下げるのはまた今度。。。)

 

ニューヨークライフバランス研究所 松村亜里先生のもとで

 

ポジティブ心理学の長期講座を受講し始めて、3、4ヶ月かな?

 

学んだことを日々子育ての中で実践しています。

 

中でも、子供達への声かけ、に関しては私、すごく意識しています。

 

ポジティブ心理学で触れる概念に、

 

キャロルドェックさんが提唱した

 

growth mindset」「fixed mindset」というのがあります。

 

人の能力は、

 

●努力や環境によって伸ばすことができる、と捉えるか

(=growth mindset、成長マインドセット、しなやかマインドセット

 

生まれつき固定され発展の余地がないもの、と捉えるか

(=fixed mindet、硬直マインドセット、こちこちマインドセット

 

もちろん、前者の方がメリットが大きく、

長期的に見て幸福な人生を送れるアプローチ

 

でも私が個人的に大事と思うのが、 

 

「と捉えるか」 の部分!

 

捉え方、なんですねー。

 

つまりこれは捉え方、考え方。

 

事実や客観的にどうかということではなく

 

自分がどういう価値観、スタイルでいくか、

 

選択できる部分だということ

 

子育てという文脈の中なら

 

親が子供に、「こういう考え方がある」と示すことができる部分です。

 

 (なかなか本題に入れないー けどもうちょっと説明したい)

 

例えば、子供が、算数の宿題か何かで苦戦しているとしましょう。

 

問題が解けない。

 

これをどう捉えるか。

 

数学の才能がないわけでも、理系に向いてないわけでもないのです。

 

「ただ、まだ成長途中なだけ」

 

裏を返せば、やれば、伸びる。

 

シンプルですよね。

 

何かを達成したいという時に、そこには、

 

「努力」 や「環境」

 

という自分でコントロールできる要素がある。

 

そして、それは持って生まれた才能よりはるかに大事なこと、、、、

 

こういうスタンスで、というと大げさかもしれませんが、

 

でも本当にそういう気持ちで、子供に声をかけます。

 

「難しそうな問題にチャレンジしているんだね」(事実)

 

「一生懸命、解こうとしているね」(態度に言及)

 

「説明を読み直して、簡単な問題から繰り返してみようか」

 

「何回かやったら、解けるようになるんじゃないかな」(解けないのは、才能ではなく、経験や熟練の問題)

 

「できるようになったら、嬉しいよね!」(達成したら嬉しい気持ちに触れる)

 

もし解けたら、

 

「あきらめなかったもんね!」(態度です。自分でコントロールできる部分です。)

 

「難しい問題にチャレンジしている時が、脳が成長している時だよ!」(本当です。そして、この言葉はチャレンジングな状況を、回避すべきことではなく喜ぶべきことに変えてくれる言葉)

 

こんな感じで、気をつけながら。

 

もちろん、できない時もあります。

 

私自身がfixe mindsetに陥ってもがいている分野もあるし、

自分自身の余裕によって、いつもパーフェクトな声かけとは限りません。

逆に上手くできることについて、fixed mindset的なコメントをしてしまうことも。

 

例えば運動神経とか言語センスとか、どうしてもね。。。。

 

でも、このマインドセットを知っている、知っていない、

 

意識している、意識していない、

 

では日々の積み重ねで大きな違いが。

 

それで、つい先日、息子がこんなことを言ったのです。

 

(続く)