例えば、エプロンの紐
ポジティブな対人支援を学んでいます。
「エンパワメント」が一つのキーワードで、
問題や課題を感じている人に対して、
- 相手の力を引き出す
- その人が自分自身で「問題解決」「目標達成」できるようサポート
こんな感じの関わり方をします。
(↑これ、毎回書かなくていいように、パソコンの辞書登録したほうがよくない?「え」に入れちゃおうか。)
でも、「エンパワメント」って、日本語の会話ではそんなに使わないですよね。
ビジネス分野での日本語訳は、組織構成員の「能力開花」「権限付与」とか、説明されているようです。人事系はよく使うのかな?会社員時代には聞いたことなかったです。
アドラー心理学で「勇気付け」って出てきますよね。
勇気付けは英語では「Encouragement」です。
勇気付けも相手が自分で問題解決するのを援助する感じで、
決して励ますことで相手の気分をよくすることに主眼が置かれているわけではありません。
なんかちょっとエンパワメントに通じる部分がある感じもします。
根底に流れる考え方がだいぶ違うので、
通じてるとかいうと各方面から批判がきちゃいそうですよね・・・
この辺でやめておきます。笑
どっちもEで始まる単語で、相手への支援的な関わり、
と言いたかっただけです。
アメリカ人との会話の中でも
Oh- I was so empowered! とか聞いたことないです。
いつか自然に使ってみたいけど。耳を澄まして生活してみます。
で、ちょっとずつ、「エンパワメント」とか、支援的な関わりの例を集めていくのもいいなと思いました。本当に気軽な感じで、エンパワ記録していきます。
まず今日は、エプロンの紐です。
この前、お料理をする前に娘がエプロンをつけたがりました。
4歳くらいの時にセールで買ったものを今でも使ってます(8歳笑)。
エンパワメントを学ぶまで、
本当になんの躊躇もなく、私がエプロンの紐を結んでいました。
というか、まず頭に首紐部分をばさっとかけて、
「はい、後ろ向いて!」と言って回転させて、
私がサクッとちょうちょ結びします。
所要5秒。すぐに次の行動に移れます。
ところがですよ、先日は
「ままー、後ろの紐ができない。やってー」
この時、私の中でエンパワゴングがなりました。
いつものように、やってやればいいことです。
目の前には、作られるべき夕飯の材料が積まれ
夕飯予定時刻も迫っています。
しかし、ふと思った。
「ここで毎回私がちょうちょ結びするから、
この人はいつまでたっても自分でできないんだ」
毎回、「もう〜!」と思ってやってたけど、
この人のちょうちょ結び力が伸びる機会を奪っていたのは
私だった!!笑
というわけで気持ちをエンパワモードに切り替えました。
掃除機の「絨毯モード」から「フローリング」モードに切り替えるように...(?)
「オッケー、自分でできるようになりたいね」と。
あなたの目指す北極星はあちらだね、と。(大げさ)
多分、口で説明しても難しいので
実際に後ろに手を回して、体験させます。
また別の機会に説明しますが、
娘は身体感覚優位タイプ。
ビジュアルや言葉の説明より体験させるのが一番吸収がいいです。
こっちがこうで、
こっちがこうで、
ここをくるりとするんだよ。
(↑わかるよね、わかるよね?)
案の定、後ろで何が起こってるのか想像しにくいので、
最初は全然できません。
ストレスたまる娘。気は、短めです。
だけど、暇さえあれば本を読みたい長男に比べ、
この人はまだ、なんでもいいからママのやってることを真似して、
自分もやりたい年頃です。
料理だけじゃなくて、ちょうちょ結びだって自分でやれたら、嬉しいよね。
快の気持ちにフォーカスです。
「そうなんだよね、最初は難しいんだよね」
「でも、練習したらできるようになるよ」
「やってるうちに上手になるんだよ」
この辺は、今学んでいることを総動員。
やる気を潰さない声がけをしていきます。
そして、不格好ながら、
なんかよくわからないながら、
いつもの何十倍も時間がかかったけど、
第一回目の後ろむきちょうちょ、完成。
「じっくり諦めないで取り組んだね〜」
「後ろのちょうちょを想像して、手を動かしたね〜」
ここで「えらい!」「天才!」「飲み込みが早い!」とか才能の問題にしちゃわないのがポイントなんでしょうね。しなやかに、しなやかに。
きっと次から、半分くらいまで自分でできるでしょう。
そして続けていたら、自分でできるようになるでしょう。
「エンパワメント」っていうと、
遠い国からきた知らない言葉みたいな感じもしますが、
本当に今日から、いますぐここにある関係の中で実践できること。
エンパワな関わり、たくさん記録していこうと思っています。
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