恐怖のドラマトライアングルを、ポジティブな構図にかえる
この続きです。
恐怖のドラマトライアングル。
依存関係を作り出しやすくハマると大変な人間関係がDDT。
この、通称ドロドロトライアングルを、「成長」を促すポジティブな関係に変えていくには?
の話の続きです。
ドロドロ三角形をフリップする(ひっくり返す)、という話でした。
DDTをTEDにします。
TEDはあの教育動画サイトではなくThe Empowerment Dynamicsの略。
まず、TEDでは、登場人物を、迫害者、救助者、被害者という関係ではなく、挑戦者、クリエイター、コーチ、という関係として見ます。
前の記事に書いた、我が家のドロドロトライアングル、DDT目線でみると
迫害者:コロナ危機&リモートラーニング
「こりゃ大変だ、厄介な奴がきた!」
救助者:私
「子供のためだ!とにかく、学校が提示してるタスクを終わらせるためにヘルプしなきゃ!」
犠牲者:子供
「なにこれ意味わからない、ママがいないとできない!」
←私の目線では、助けないと何もできない人たちに、なりかけてる
でしたが、TEDの構図にしてみると、
挑戦者:コロナ危機・リモートラーニング
「これは、"災い”ではなく”成長の機会”である」
クリエイター:子供
「子供は、どう行動するか、選択する力を持っている存在である」
コーチ:親
「行動を促す質問や、フィードバックをして、支援する」
こんな感じですね。
目的も、
「提示されたタスクをこなす」
ではなくて、
「不確かなことが多い状況の中だけど、なにが必要か見極め、自分で道筋をつけていく力を育む」
みたいな方向に再設定。
そう考えると、まず大事なのは、
クリエイター(子供)には、このチャレンジングな状況(コロナ危機に伴うリモートワーク)から学び、成長する力がある、と信じること。そして、私がやることは、その力を引き出す関わり。....それが、ポジティブな対人支援ということなんだなぁ....
たいそうな理論にも思えますが、実は、目の前の、今この瞬間起きてる出来事に当てはめられるのがすごいですよね。
今日のディスカッションにも出したんですが、
ドラえもんは、のび太が困ったら、すぐに道具を出して助けちゃうんですよね。
目的が問題解決になってます。(息子に言わせると、必ずしもそうではないらしいけど、一般的な印象ね。映画とかでは結構成長促進してるらしい)
完全に依存させちゃいますよね。困った時のドラえもん。
「そらを自由に飛びたいな」「はい、タケコプター」ですもん。
考える機会の奪いすぎにもほどがある。
まずは空想に付き合ってあげてくれ〜
エンパワメントな関わりとしては、しずかちゃんの方がちょっとうわてですかね?
「のび太さん素敵〜」って、のび太の「あり方」を信頼して応援するだけ笑
ドラえもんがポジティブ心理学を学び、対人支援を志すとしたら、
もうちょっと、長期的な視野で見守って、
「わぁ、いいアイデア! 楽しそうだねー」
「自由に飛べたら、どこに行ってみたいの?」
と言ってあげるくらいが、ちょうどいいのかもしれないですね。笑
というわけで、のび太の成長を促進するアプローチとしては、ポケット封印ですかね。
(でも、これでは面白くないから、アニメにならない笑)
これが今日のまとめです。笑 ウソ!
他にも例を考えてみます!!